予防歯科

いつまでも健康な歯を維持するために、
今できる大切なこと

かけがえのない歯を守るためには、歯にお痛みが出てから受診するのではなく、症状が出る前から定期的に歯科受診をして、「予防」していくことが非常に大切です。
むし歯や歯周病になってしまった歯は治療をしても、完全に元のような健康な歯には戻りません。
治療のたびに歯は削られてダメージを受けるため、それを繰り返していると将来その歯を失ってしまう可能性が高くなります。定期的に歯科医院でメンテナンスを受けている方は、受けていない方よりも将来、2倍以上も多くの歯を残すことができることが分かっています。
当院ではむし歯や歯周病を起こさない「予防治療」をすることこそが最も大切な治療と考えています。

プロフェッショナルケア
~当院で行う予防処置~

当院の予防歯科治療の流れ

  1. Step01

    カウンセリング

    まずは問診票に必要事項をご記入いただき、そちらを確認しながら患者様のお悩みやご希望を伺っていきます。

  2. Step02

    各種検査

    お口の中の検査を行って、今どういう状態なのかを丁寧に調べていきます。お口全体のレントゲンも撮影し、問題がないかを確認します。

  3. Step03

    診断

    検査の結果を分析して、患者様の今のお口の状態について、そして必要な治療について詳しくご説明します。

  4. Step04

    予防プランの
    立案

    さらに検査の結果を詳しく確認したうえで、患者様にとって必要な予防プランを立てていきます。

  5. Step05

    クリーニング(歯石除去・PMTC・ブラッシング)

    いよいよクリーニングを行います。歯科衛生士が歯石やプラークを除去し、さらに当院ならではの治療器具を使って歯の表面を磨き上げていきます。

  6. Step06

    お手入れ方法の
    ご提案

    患者様ご自身によるケアの精度を上げていくために、歯科衛生士が正しい歯磨きの仕方を丁寧にご指導します。

  7. Step07

    再評価

    これまでの予防処置でどれくらいお口の中に変化があったかの再評価を行い、さらに今後のメインテナンスについてのアドバイスも差し上げます。

自分の歯を大切にしていますか?

歯は一本失うだけでもお口のバランスが崩れていきます。

日本人は外国の方に比べると歯を失うことが多い傾向にあり、40代半ばから徐々に減っていくというデータがあります。歯は一本失うだけでも生活に少なからず影響が出ますし、他の残った歯にかかる負担も増えるため、さらに歯を失うリスクが高まるという悪循環に陥ってしまいます。
将来的に歯をできるだけ多く残せるよう、普段からむし歯や歯周病にならないように予防に力を入れていくことが大切です。

失った歯は元に戻すことができません

歯を一度失ってみて初めて、歯の大切さを痛感する方は少なくありません。むし歯や歯周病などの悪化のために歯を失ってしまうと、もう二度と新しく生えてくることはないのです。だからこそ、全部で28本ある歯(親知らずも含めると最大32本)の一つひとつを大事にしていく気持ちが大切です。
歯を守っていくことを考えれば、何より重要なのは予防です。むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、事前に防ぐことを意識しましょう。

歯を守るには定期的なメインテナンスが何より重要です

定期的に歯科医院で歯のメインテナンスを受けることは、むし歯や歯周病の予防に大変有効です。お口の中を健康な状態で維持するために、メインテナンスを受ける習慣をつけましょう。
むし歯や歯周病の発見が早まり、治療が軽く済みます。もし発見が遅ければ治療が大掛かりになり、歯へのダメージが大きくなります。歯の寿命を延ばすためにも定期的なメインテナンスが大事です。

予防をするメリット

当院では「一生ご自分の歯で食べること」を目標に、お子様から大人の方まで皆様に正しい口腔ケアと知識を提供し、長期的な視点で患者様をサポートいたします。

  • むし歯や歯周病に
    なるのを防げる

    むし歯と歯周病という口腔内の脅威から健康を守るには、日々のセルフケアとプロフェッショナルケアの両輪が欠かせません。ご自宅での丁寧な歯磨きやデンタルフロスの使用に加え、定期的な歯科医院でのメインテナンスを継続することが重要です。専門的な歯のクリーニングと総合的な口腔内チェックにより、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が期待できます。

  • むし歯や歯周病を
    早めに発見できる

    むし歯や歯周病は初期段階だと自覚症状に乏しいのが特徴です。そのため、患者様ご自身ではトラブルを見過ごす傾向があります。むし歯や歯周病は重症化すると治療が非常に難しくなります。一方で定期的な歯科検診を受けて、早期にむし歯や歯周病を発見できれば、治療の痛みやストレスを抑えながら、適切に対処することが可能です。

  • 歯をきれいな状態で
    キープできる

    歯垢や歯石があると、見た目の印象が悪くなります。しかし、これらの汚れは、自宅での歯磨きだけでは完全に除去することはできません。そのため当院で定期的なクリーニングを受けることで、歯や歯肉の健康を維持しやすくなります。また歯の表面を滑らかにする効果もあるので、汚れの再付着を防ぎ、美しい口元を長く保つことができるのです

  • 経済的な負担を
    抑えられる

    むし歯の治療では、症状が進行するほど、削る範囲が広がり、神経の治療や抜歯が必要になることもあります。歯周病の場合も重症化すると、歯を支える骨が溶けて歯が抜け落ちてしまうリスクが高まります。
    つまり、むし歯や歯周病になってから治療を始めると、予防にかかる費用の何倍にも膨れ上がるのです。
    予防のために定期的に歯科医院に通うには、確かに一定の費用がかかります。しかし、予防に力を入れることは、将来の治療費を抑えるための賢明な投資なのです。

  • 長い間にわたって
    自分の歯を残せる

    欧米諸国と比べて、日本では高齢になると歯を失う人が多い傾向にあります。そして歯を失う原因の上位を占めているのがむし歯と歯周病です。これらの疾患は、初期段階では自覚症状に乏しいため、気づかないうちに進行してしまいます。定期的な歯科検診を受けることで、早期発見・早期治療へと結びつき、歯を失うリスクを大幅に下げることができます。

  • 全身の健康にも
    つなげられる

    近年の研究から、口腔内の細菌が全身に悪影響を及ぼすことがわかってきました。特に歯周病菌は血管を通って全身を巡り、さまざまな疾患のリスクを高めます。例えば、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、認知症、低体重児出産などとの関連が指摘されています。
    つまり予防・メインテナンスは、単に口腔内の健康を守るだけでなく、全身の健康と生活の質を維持するための重要な取り組みなのです。

セルフケア
~ご自宅でできる予防処置~

丁寧に歯磨きをしているのに、むし歯になる患者様がいるのは、主に歯垢(プラーク)の取り残しが原因です。プラークを放置すると、細菌が増殖し、むし歯や歯周病のリスクが高まります。だからこそご家庭でのケアにおいては、迅速かつ的確にブラッシングを行わなければなりません。起床後、就寝前、食後の歯磨きを習慣づけ、プラークを確実に除去しましょう。
特にお子様の場合、歯並びや成長速度に個人差があります。当院では、お子様のお口の状態に合わせたケアのアドバイスを行っていますので、安心してご相談ください。

フッ素入り歯磨き粉

フッ素入り歯磨き粉は、正しい使い方をしないと十分なむし歯予防に繋がりません。特に、歯磨き後に何度もうがいを繰り返す方は大きな間違いを犯しています。フッ素を歯に留めるためにも、少量の水で軽くすすぐ程度にとどめておくことが重要です。最初は慣れないかもしれませんが、フッ素のむし歯予防効果を確実に引き出すためにも頑張りましょう。

歯間ブラシ(デンタルフロス)

歯と歯の間の汚れを除去するためには、歯ブラシでは対応が困難です。その際は歯間ブラシとデンタルフロスが役立ちます。ただし、これらのケアグッズは正しい使い方を身につけることが大切です。当院では、歯間ブラシとデンタルフロスの使い方を丁寧に指導し、むし歯や歯周病のリスクを下げるサポートを行っています。

デンタルリンス

デンタルリンスは、むし歯予防、爽快感を得るためなどさまざまな用途があります。デンタルリンスの特性を知らずに用いると患者様の期待する効果は得られません。そこで当院では、患者様のお口の状態や目的に合わせて、適切なデンタルリンスをおすすめいたします。

定期検診で
予防をさらに万全に

むし歯や歯周病は、痛みや違和感がなくても進行している可能性があります。そこで定期検診によって早期発見・早期治療を行えば、お口の健康を維持できる可能性が高まるのです。しかし、大人になると定期的な検診の機会は減る傾向にあります。
だからこそ患者様ご自身が気を付けて、予防のために歯科医院へ通わなければなりません。当院では、患者様のお口の状態に合わせた定期検診をご提案しています。セルフケアとプロフェッショナルケアを組み合わせることで、生涯にわたって自分の歯を大切に保つことが可能です。

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診療時間
9:00~12:30 / 15:00~18:30
休診日
木曜・日曜・祝日

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